食育
ふくろうの家では食べることに困っているお話を聞いてきました。
困っている内容は様々です。今回は、10歳女児で、昨年の秋に食べる機能(嚥下機能)の検査を専門医のもとで行った結果、問題は見られないが、噛んで処理をする力が弱いと指摘された女児の取り組みをお話しします。
食形態を咀嚼が弱いなら離乳食の段階的な提供で力をつけることにしました。しかし食べる意欲や、喜んで食べている様子が見られず、普通食を少し軟らかくし、小さくしてスプーンで食べさせました。周りの人と同じものであり、食べている人が見えていることが良かったのか、喜んで食事の時間を過ごせるよになりました。
食事は食育と言われるようになって久しいですが、子供たちは楽しく食卓を囲むことを喜びとしてる、美味しさを共有したいと望んでいる等、体と心を成長させるために大切なことと受け止めているのだなあと再確認しました。